社会保障に関するアンケート

社会保障に関するアンケート

厚生労働省は「社会保障に関するアンケート」結果を公表しました。 調査は、社会保障に対する国民の意識や世代ごとの意識の違いなどを検証し、厚生労働白書の作成等に当たっての資料を得ることを目的として2月に実施されたもの。 [厚 … 続きを読む 社会保障に関するアンケート

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厚生労働省は「社会保障に関するアンケート」結果を公表しました。
調査は、社会保障に対する国民の意識や世代ごとの意識の違いなどを検証し、厚生労働白書の作成等に当たっての資料を得ることを目的として2月に実施されたもの。

[厚生労働省「]社会保障に関するアンケート」の調査結果(PDF)

調査結果のポイントは次のとおりです。

●一生涯における社会保障の給付と負担のバランスについて
40歳代以下では、全ての年齢層で半数以上が「自分が一生涯で負担した分よりもかなり少ない給付しか受けないと思う」と回答し、同じく「やや少ない給付しか受けないと思う」との回答も 25%以上に上る。これに対し、70歳代では、「自分で負担した分よりもかなり多くの給付を受けると思う」が 10%以上、「やや多くの給付を受けると思う」との回答が 30%程度おり、年代が下がるにつれて、給付よりも負担が多くなると感じている傾向が表れている。

●今後の社会保障の給付内容について
現在の社会保障の給付内容について「現状は維持できない」との回答が 61.3%に及び、「現状はなんとか維持できる」(22.0%)、「現状は維持できる」(3.7%)を大きく引き離している。中でも40歳代、50歳代の壮年層で「できない」とする割合が高く、現役世代の負担が限界に近づき、国の財政も厳しい状況にあると国民が認識していることが伺える。